小規模保育 デメリット

少人数だからこそ・・・小規模保育で起こりやすい問題

「保育園落ちた。」が遂に国を動かしています。
保育園の待機児童問題は何年も叫ばれていて、対策を取らなかったツケがこのツイートに現れていますね。

このままじゃいけない!ということで、待機児童問題解消に向け、国は「小規模保育園」の対策に力を入れ始めました。

保育業界でも、小規模保育園の求人は常に人気で、就職するにはちょっと難しい場合もあるのだとか。
このとっても保育士さんに優しい小規模保育園、本当にメリットだらけなんでしょうか?

今回は、小規模保育園で働く上で見落としてはいけないデメリットについて詳しくご紹介していきたいと思います。

小規模保育の問題

小規模保育の問題


小規模保育園って世間はどう見ている?

待機児童問題の解決策として、2015年度より、「子ども・子育て支援法」が制定されました。
この中には小規模保育園についても記述されており、国の認可施設としての位置づけもされています。

そのため、認可保育園と同じ程度の保育料が制定されることになっていますし、利用する保護者からは嬉しいことですね。

しかし、この小規模保育園、施設形態が認可保育園とは大きく違います。
まず、園庭の有無ですが、ほとんどの場合、一軒家やマンションの部屋に開園していることが多いのです。

準備するには何年もかからず、すぐに開園できるのですが、運動不足などを心配する保護者も多いです。
更に、利用年齢が2歳児までとなっていて、卒園した後また保育園を探さないといけないんじゃ?と不安に思う人もいます。

この卒園後の進路については、小規模保育園の施設によって違いますが、大抵の小規模保育園は提携している保育園があります。
そのため、3歳児からは必然的にその保育園に入園しやすい状態になっているのです。

小規模保育園で働いていると、必ず聞かれる質問になるかと思いますので、こういった知識はすぐに答えられるようにしておきたいですね。

少人数だからこそ起こる問題も

小規模保育園のメリットにもなる「少人数」ですが裏を返せばデメリットになることもあります。
大規模保育園では年齢が上がると担任する子どもの数も増えます。

0歳児の時は3人だったのに対し、1歳児になると6人まで受け持つことができます。
しかし小規模保育園では年齢がいくつであっても、3人までとなっているのです。

これは本当に1人1人に寄り添うことができます。
その分、キメ細かなアプローチをしなくてはいけなことになるのです。

人数が多いからこそ、許されていた部分も人数が少なくなることで、「何でしてくれないの?!」と責められる原因にもなるのです。
例えば、その最たるものがケガです。

人数が多ければ、ケガをする割合も変わってきます。
0~2歳児となると、トラブルになり引っかきや噛みつきが増えてくるころです。

毎回同じ子どもが引っかきや噛みつきをしますが、この時、噛みつかれてしまう子どもも毎回同じということが起こるのです。
これを保護者に伝える時、どう保護者はどう思うでしょうか?

きっと「人数少ないのに、どうして未然に防いでくれないんだろう。」と思うでしょう。
回数が重なってくるとクレームにも繋がってきます。

小規模保育園の良さは家庭的な雰囲気でゆったりと過ごせることですが、こういった1人1人へのアプローチに本当に気を配らなくてはいけないのです。

小規模保育で働くデメリットは

前回は、小規模保育のメリットをご紹介しました。でも、メリットばかりというわけではありません。

働く前に、しっかりデメリットを知った上で考えたいですよね!今回は、小規模保育のデメリットをご紹介します。

小規模保育のデメリット

小規模保育のデメリット


小規模保育園で働くデメリット①「専門知識を高く求められる」

小規模保育園は勤務体制によっても違ってきますが、職員の配置に保育士資格を必要としない施設もあります。
一定の研修期間を受ければ働ける、という小規模保育園もあり、そうなってくると、保育士資格を持っているあなたに専門知識を求められるのです。

職員として一緒に働いていると、保護者は保育士資格を持っているかどうかは一見しただけでは分かりません。
保護者が何かを相談したとしても、全く見当はずれな答えをかえされたと感じる保護者も出てくることでしょう。

こういった評判は口に板をたてられません。
すぐに知れ渡ることでしょう。

そうなると、その小規模保育園は運営の危機にも陥ります。
職員研修を行わなくてはいけなくなりますし、保育士資格を持っているあなたが保育以外にも職員研修の役割を担ってしまった、ということもあるんです。

小規模保育園で働くデメリット②「小さなコミュニティになってしまう」

小規模保育園で働く職員は決して多くありません。
そのため、人間関係を築くのは比較的簡単になるでしょう。

しかし、その後の事の方が心配なのです。
例えば、どうしても意見の合わない職員がいたとします。

大規模保育園なら、他の職員と意見交換をすることで逃げ場を作ることができます。
小規模保育園になると他の職員も数が限られていますから逃げ場が作りにくいのです。

また、その職員だけを避けていると職場の雰囲気も知らず知らずのうちに悪くなりますよね。
人間関係が悪化するのもスピードが速く、距離を置きにくい環境です。

小規模保育園で働くデメリット③「保育士としての成長が見込めない」

大規模な保育園での仕事の負担は大きいです。
しかし大きい分やりがいもあります。

そして大規模保育園で保育士として勤務することで、保育士のスキルを身につけていくことができるのです。
例えば行事に関してはいかがでしょうか?

運動会や生活発表会など、小規模保育園では大々的に行わないところがほとんどです。
そうなると、毎日保育を繰り返していくことで、行事などのメリハリがつかない生活をするのです。

その小規模保育園でずっと働くのなら気にしなくてもいいことかもしれません。
しかし転職の際、経験年数は重ねていても、引率のスキルや行事の開催、運営のスキルは同年齢の保育士に比べると遅れてしまうでしょう。

初めて保育士として勤務するにはあまり向いていないです。

小規模保育園の適性はいかがでしたか?

保育士の転職先としてとても人気な小規模保育園です。
しかしそこで働くには向き不向きというのがあります。

これから保育士として成長したい!と望んでいる人にはこういった小規模保育園の求人は見合わせた方がいいのかもしれません。
大規模保育園で働き、少しゆったりした保育をしたい、と思っているのならうってつけです。

是非、もう一度あなた自身を見つめ直して、小規模保育園で働くかどうかを考えてみてください。